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ショートコント バベルの塔

天使「神様、神様ー!大変です!」
神様「なんだなんだ天使よ、騒がしいぞ」
天使「下界をご覧ください。人間達が、この、天界に届くような塔を作っているのです」
神様「人間が?ハッハッハ、そんな馬鹿な」
そう言って下界を見る神様。
神様「ほ、本当だ。これは一大事」
天使「神様、神様。このままでは天界が大変なことになってしまいます!」
神様「よし、私に任せなさい。こうなったら・・・エイッ!」
ティラリラリン!
神様「ふうっ・・・これで大丈夫だろう」
天使「あっ、急に下界が騒がしくなった!神様、神様。一体何をなさったのですか?」
神様「ハッハッハ、人間達の言葉をバラバラにしてやったのだ」
天使「人間達の言葉をバラバラに?」
神様「そうだ。人間達は言葉が通じ合うから一致団結して、あのような塔を作ろうとしたのだ。だから、私は人間達の言葉をバラバラにして、通じなくさせたのだ」
天使「うわ~っ、さすが神様だ。凄いや!」
神様「ハッハッハ」
天使「よ~し、これで人間達も、塔を作ることを止めるに違いない。どれどれ・・・?」
そう言って、下界を覗く天使。
天使「神様、神様!大変です!」
神様「ん?どうしたのだ?天使よ」
天使「下界をご覧ください!人間達が、また塔を作り始めているのです!」
神様「何?そんな馬鹿な?奴らはもう、お互いの言葉は通じないはずだぞ」
言いながら、慌てて下界を覗く神様。
神様「くそう、人間達め。ボディランゲージだけで意思疎通している」
天使「神様、神様。ご覧ください。あそこの二人、石を一つ運ぶたびにハイタッチしてますよ!」
神様「むむむ、人間め。何がYeah!だ」
天使「神様、神様。あちらでは初対面の人間を見つけるたびにハグを求めてる男がいます!」
神様「むむむ、あそこいる奴らは何だ」
天使「うわ、凄い。ヒジつけ合ったり膝叩いたり、一回の挨拶に10秒もかけてますよ」
神様「うむ。そしてまたYeah!だ」
天使「どうしましょう神様。このままでは、人間が天界の辿りついてしまいます!」
神様「むむむ、こうなったら・・・エイッ!」
ティラリラリン!
下界の様子を伺う天使。
天使「・・・・・・あれ?どうしたんだろう?人間達が急に静かになりましたよ?」
神様「ハッハッハ、うまく行ったようだな」
天使「凄いや神様!一体何をなさったんですか?」
神様「うむ。人間達を、思春期にしてやったのだ」
天使「人間達を、思春期に?」
神様「そうだ。見なさい天使よ、人間達がモジモジしておるぞ」
天使「ホントだ!神様神様、さっきまで仲良く石を運んでた二人が、お互いの手が偶然触れた瞬間から、急に喋らなくなりましたよ!」
神様「うむ。それは初めてお互いを意識した瞬間、と言う奴だ」
天使「あっちの方では、出来る奴の後ろで出来ない奴が邪魔してますよ!」
神様「うむ、それは初めての挫折感と嫉妬、と言う奴だ」
天使「あ、あっちではほら、仕事もせずに一人離れた所で座ってる奴がいますね」
神様「うむ、それは孤高気取りという奴だ。御覧なさい、眩しくもないくせに突然手を空にかざしたりし始めたぞ」
天使「うわあ、どいつもコイツも無茶苦茶だ!神様、凄いや凄いや!」
神様「ハッハッハ」
満足げな神様。
はしゃぐ天使。
天使「ほら、あっちにも!・・・・・・あっ・・・・・・」
言いながらもっと下界を覗きこもうと、身を乗り出した天使と神様の手が偶然触れ合う。
神様「あ・・・・・・・・・・・・」
顔を見合わせる二人。
天使「・・・・・・・・・・・・」
神様「・・・・・・・・・・・・」
ハッと気付き、お互いそっぽを向く。
天使「・・・・・・・・・・・・」
神様「・・・・・・・・・・・・」

おわり
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テーマ : 自作漫才・コント
ジャンル : お笑い

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