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マーターズ



以前ちょっと気になってたホラー映画なのだが、たまたまTSUTAYAにいったらその日がレンタル開始日だったので「これは天啓」とばかりに借りることに。
監督のパスカル・ロジェはこの作品でかなり大きな評価を受けたようで、ハリウッドでの監督オファーもいくつか来たとか。
ネタバレなしに語れる作品ではないので、知りたくないと言う方はここまでで。
さて、物語はとある寂れた場所で、一人の少女が必死で逃げているシーンから始まります。
彼女の名前はリュシー。全身傷だらけであり、その直後のシーンで、彼女が何者かに攫われ、長期に渡って虐待を受けていたことがわかる。
一体誰が何の目的でそんなことをしたのか・・・保護されたリュシーだったが、ひどいショック状態にあった彼女は、そのことについて一切語ろうとはしなかった。
その後、施設に収容された彼女は、そこで友人になった少女アンナにだけは心を開くものの、大きなトラウマを抱え、常に何かに怯えながら生きていくこととなる。
そして15年後・・・。

舞台は突然変わり、とある平凡な家庭の朝から始まります。
父、母、兄、妹の四人家族である。
食事をしながら、兄の進路問題や、妹が水泳で優勝したことなどを喧嘩したり笑ったりしながら、やいのやいのと話すシーンが続く。
どこにでもある、ごく普通の光景である。
と、その時、ふいに玄関の呼び鈴がなる。
そして玄関のドアを開けた父親の前に立っていたのは、ショットガンを構えたリュシーの姿であった。

・・・と、ここまでが序盤であり、ここからしばらくはジェットコースター的に話が進んでいきます。
まず父親が一瞬で殺されます。続いて母親も殺されます。妹は悲鳴を上げて2階へ逃げ、呆然としていた兄はイスに座らされ、やっぱり殺されます。そして残った妹を殺す為に2階へ駆け上がるリュシー。殺人鬼VSヒロインの構図なら、ここで一悶着どころじゃなく色々あるんですが、妹もあっさり殺されます。
こうして全員を殺したリュシーは、とある新聞紙の切り抜きを見つめる。
それは一家全員が写った、妹の水泳大会での優勝記事。
そしてリュシーはアンナに電話をし、告げる。
「全員殺したわ。復讐してやったのよ」
そう、この平凡な一家の父母こそが、15年前、リュシーを虐待した張本人だったのである。
「なんてこと・・・一人で行かせるべきじゃなかったわ」
動揺を隠せないアンナ。
「間違いないわ、面影があったのよ」
リュシーは言う。彼女は新聞の切り抜きに写った一家の写真を見て、それだけで殺人を実行に移したのである。
「とにかく行くから待ってて!」
電話を切ったアンナはリュシーの元へ向かうのだった。

・・・てな感じで前半終了。ここまでは結構バイオレンスな展開でしたが、ここで物語はガラっと変わります。
アンナを待ちながら、一時の休息を取るリュシー。
と、その時、突然物音が。
様子を伺いつつ、そっとナイフを手に取るリュシー。
そこに現れたのは、やせ細った、鉄製の拷問具を頭にはめた女の怪物だった。

・・・動きと言い、雰囲気と言い、いきなり呪怨のカヤコみたいなの登場です。
リュシーのナイフを奪い、襲い掛かる怪物。
何箇所も刺され、必死で逃げ惑うリュシー。何とか家の外に出たところで、アンナ登場です。
「あいつよ!あいつが家の中にいるのよ!!」
半狂乱で叫ぶリュシー。どうやら二人は怪物のことを知っているようです。
そんなリュシーをなだめ、アンナは彼女を連れ、屋敷に戻る。
「まずは死体を片付けましょう」
そう言って、アンナは死体を外に出し始める。
この時点で、アンナは(リュシーが虐待を受けたことは事実であっても)この一家がその犯人という事には半信半疑であった。なんせ、証拠は新聞の切り抜きに写った15年後の写真だけなのだから。
しかし、もはや殺人は起こってしまったのだ。アンナはその対処で精一杯だった。

そんな時、死んだと思っていた一家の母親が、突然息を吹き返す。
驚きつつも、リュシーに隠れて何とかその母親だけは助けようとするアンナ。
しかし気付かれ、トンカチで頭を滅多打ちにされる母親。
「どうしてよ・・・!」
すがるように叫ぶリュシー。
「そうよ、どうせアンタも私のこと狂人だと思ってるんでしょ!」
「違う、違うわリュシー!」
アンナはなだめようとするが、彼女のパニックは収まらない。
そんな中、そこに再び怪物が現れ、リュシーに襲い掛かる。
怪物に切り刻まれるリュシー。
だが・・・その光景を見るアンナの目には、自分自身を切り刻む、リュシーただ一人しか映っていなかったのだった。
「もう許して!一家全員皆殺しにしたのよ!」
叫ぶリュシー。
そう、怪物の正体は15年前、彼女が逃げる時に置き去りにした、もう一人の少女だったのである。
それは幽霊でも怪物でもなく、彼女の自責の念が生み出した妄想であった。
半狂乱になりながら、再び家を飛び出すリュシー。
そして彼女は、追って来たアンナの目の前で、自ら首を掻き切り自殺するのだった。

・・・ここまででやっと中盤。だいぶお腹一杯になってくる展開です。
正直ね、この話、ここからあと15分後くらいまでで終わった方が良かった気がします。
ここから先の展開は伏せますが、全体を通して見ると、
ファニーゲームとサイコと呪怨とホステルとヘルレイザーを足して5で割らなかったような話です。
割りません。
ホラーの缶詰です。銀のジェイソンマスク5枚で貰えます。金なら1枚です。
中盤以降、更にどんでん返しがあり、更にどんでん返しがあり、更にどんでん返しがあって終わります。
例えるならストーリー物で始めたけど人気でなくてラブコメでテコ入れして、それでもダメだったのでバトル物にシフトチェンジしたジャンプ作品のようなお話です。
「この物語の最後の解釈は、観客である君達に委ねよう」
的な作品ですが、個人的には
「ごめん、どうオチ持って行って良いかわかんないから、後は各自でよろしく」
みたいな印象を受けました。

あと、徹底的に残酷描写にこだわってますので、見る人を結構選ぶ映画だと思います。
(正直その辺りのシーンはあんまり好きではない。話に動きがなく、延々と残酷描写にこだわるのは、その手の好きな人には良いかも知んないけど、個人的には一番つまらないシーンだった)

まあ、そんな感じで結構なトンデモ映画ですが、前半のストーリー展開などはかなり面白いですので、スプラッター平気な人は、良ければ一度ご鑑賞ください。
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テーマ : ホラー
ジャンル : 映画

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